職業:講師
名前:永代 弘樹
勤務:日本料理 永代
この仕事を始めて20年が過ぎ、料理を作ることを仕事にして本当に良かったと思う毎日です。努力をして技術が向上したりお客様に『美味しかった』と言っていただいた時の嬉しさは、今でも20年前も変わらず大変嬉しいものですが、ただ美味しい料理を作るだけではなく、お客様や大切な相手の”心”に残る料理を作ることを心がけることや、誰とどんなシチュエーション、季節、気温など、食べる側の気持ちになって作ることが大切であり、とても大事なことだと思います。
日本料理は四季があり、器や料理、盛り付けで季節を表現しなくてはいけないので奥が深く、自分の世界観を料理で表現する面白さや楽しさがあります。料理を作るのが今もずっと楽しいのは、毎日何かの発見があり、課題ができ、その繰り返しで成長し、やりがいや達成感を日々感じられるからです。料理人の道は、決して楽な道のりではないですが、将来を担う若い料理人に自分の経験や失敗を少しでも伝えることで、力になれればと思います。